ニュース 社会 作成日:2013年12月20日_記事番号:T00047709
台北市交通局と同市周辺で路線バスを運行する首都客運は19日、台北市立動物園の赤ちゃんパンダ「円仔」をデザインしたラッピングバスを発表した。発表式典に出席した郝龍斌台北市長は「景気低迷や食の安全問題で閉塞感が漂う中、円仔バスに乗ることで市民の心が明るくなれば」と期待感を示した。
円仔バスの外観。用事はなくてもこのバスを目当てにした乗客が出そうだ(19日=中央社)
円仔は2008年に中国から台北市立動物園に寄贈されたパンダ、雄の「団団」と雌の「円円」の間に今年7月に生まれた赤ちゃんで、誕生後、成長の姿を撮影した動画にアクセスが殺到。関連グッズも飛ぶように売れるなど一躍人気者になっている。
今回製作したラッピンバスは、竹林で遊ぶ円仔、台北市で提供されている公共レンタサイクル「YouBike(ユーバイク、微笑単車)」に乗る円仔、バスに乗る円仔一家など5種類の外観デザインが用意された。また内部も円仔の姿をふんだんにプリントした壁紙や竹をかたどった手すりを設置するなど動物園の「パンダ館」に居るような雰囲気を演出した。
なお「円仔バス」は台湾初の「3ドアバス」で、車体の前後および中間部分に昇降口を設け、それぞれに運賃支払いなどに使えるICカード悠遊卡(イージーカード)の読み取り機を設置した。これにより乗客の乗り降り、停留所での停止時間が短縮され、スピーディーな運行が可能になる。
また同バスは高齢者や障害者の利用にも配慮し、低床式で車内スペースも一般の車体に比べ広い設計となっている。
「円仔バス」はきょう(20日)から、台北市撫遠街から南京東路、台北駅、西門町商圏、万華区などを経由して新北市板橋中学校までを結ぶ路線、「307」線に30台が投入される。同バスに乗れる確率は3分の1だそうだ。
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