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裕隆、フィリピン日産を完全子会社化【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2013年12月20日_記事番号:T00047726

裕隆、フィリピン日産を完全子会社化【表】

 裕隆汽車製造(ユーロン・モーター)は、フィリピン日産自動車(日産モーターフィリピン、NMPI)の株式20%を日産自動車から取得し、完全子会社とすることを決めた。東南アジア諸国連合(ASEAN)市場の展開を加速する狙いだ。裕隆は1999年12月にNMPI株式の80%を取得していた。20日付経済日報などが報じた。


 裕隆の主管は、NMPIは日産車の受託生産を続けると同時に、裕隆企業集団の自社ブランド、「ラクスジェン(LUXGEN)」の東南アジア製造拠点とし、早ければ2015年に中型SUV(スポーツ用多目的車)、「ラクスジェンU6ターボ」を生産すると述べた。

 これに先駆け、日産自動車は12日、NMPIと長年のパートナー、ユニバーサル・モーターズ(UMC)と、合弁販社のフィリピン日産社(NPI)を設立すると発表している。資本金は10億円。出資比率は日産が51%、NMPIとUMCがそれぞれ24.5%だ。

 日産車とラクスジェンの販売好調を受け、裕隆の姚振祥総経理は19日、苗栗県の三義工場は先月末から土曜日の休日返上、毎日の2時間残業で対応しており、来年春節(旧正月)まで30%増産で月産6,000台水準となると述べた。ラクスジェンU6ターボは受注2,000台で来年1月から納車開始、スーパーセントラも同5,000台に上り、現在の受注分は来年の引き渡しとなる。


姚総経理は来年の自動車市場回復を見込み、春節明けに生産ラインの人材募集を拡大すると述べた(裕隆リリースより)