ニュース 電子 作成日:2013年12月20日_記事番号:T00047729
IC設計の威盛電子(VIAテクノロジーズ)の陳文琦総経理は19日記者会見を開き、華碩電脳(ASUS)とその子会社、祥碩科技(ASメディア・テクノロジー)を相手取り起こしたUSB関連の知的財産権侵害に関する損害賠償請求訴訟について、施崇棠ASUS董事長が18日に不快感を示したことに対し、焦点をぼかさずに真実を突き止め、ともに知的財産権を保護する環境を作ろうと呼び掛けた。20日付工商時報が報じた。
陳総経理は、起訴の対象は、VIAで以前働いていたASメディアの研究開発(R&D)部の従業員だが、利益を得たのは同社と主管なので従業員、ASメディア、同社の顧客でもある親会社のASUSが被告に含まれたと説明した。
その上で、完全に法律にのっとり行使している権利で、ASUSが言うような悪意ある訴訟でも商業目的でも営業妨害でもないと強調。賠償請求額の41億3,700万台湾元(約140億円)は高過ぎず、知的財産権を侵害されたUSB3.0製品の売上高に一定の倍率を乗じて計算した数字だと説明。最終的な賠償額は裁判所が決めることと述べた。
VIAの記者会見を受け、ASUSは19日夜、台北地方法院検察署(地検)がASメディアの沈振来董事長、林哲緯総経理を不起訴としており、ASUSとASメディアは独立した別々の会社で、民法の賠償責任を負う共同侵害者ではないと再度反論した。
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