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富士康、位速と戦略的提携


ニュース 電子 作成日:2008年1月4日_記事番号:T00004775

富士康、位速と戦略的提携


 鴻海集団傘下の携帯電話受託生産大手、富士康控股(フォックスコン・インターナショナル・ホールディングス)は3日、子会社のトランスワールド・ホールディングスを通じてフレームの表面加工などを手掛ける位速科技(ウェイズ・テクニカル)と戦略的提携の覚書を交わした。両社は、将来的な財務統合も視野に入れ、フレームの表面加工技術、製造プロセス、顧客拡大において協力を進める。4日付経済日報が報じた。

 富士康は3年前に奇美通訊を買収した際も、先に同子会社を通じて提携を行っており、今回も同様の思惑があるのではないかという観測も出ている。

 位速は現在、宏達国際電子(HTC)のみで売上高の50%を占めている。 富士康との提携によって、他の携帯電話メーカーにも受注を拡大したい考えとみられる。同社はまた、生産能力拡充に向けた資金を得るため、3日の董事会で2万4,200株を上限とする特別株発行による増資の実施を決議した。