ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

タッチパネルの中国調達拡大、台湾メーカーに打撃


ニュース 電子 作成日:2013年12月23日_記事番号:T00047762

タッチパネルの中国調達拡大、台湾メーカーに打撃

 23日付電子時報によると、サムスン電子、ソニーモバイルコミュニケーションズ(SMC)、華碩電脳(ASUS)、宏碁(エイサー)などのブランドメーカーは来年、信利光電、深圳欧菲光科技(O-film)、萊宝高科といった中国メーカーからのタッチパネル調達比重を拡大する方針とみられ、台湾の同業はますます厳しい経営を迫られると懸念されている。

 業界関係者によると、一般消費者向けノートPCの成長が頭打ちとなる中、台湾のPCブランドは来年、低価格モバイルデバイス市場での商機獲得に全力を挙げる方針で、部品の調達先を急速に中国メーカーへ転換しているという。

 特に信利光電は既存顧客である自国のスマートフォンブランドに加え、SMCやサムスンといったグローバルブランドを新たな顧客に加える可能性が高いとみられている。

 また来年の世界スマートフォン市場では、引き続き中国ブランドが勢力を拡大すると予想されており、これに伴いタッチパネルを含めた同国の関連部品メーカーの受注量が増える見通しだ。