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亜太電信の頼董事長が辞任、交通部と関係悪化で


ニュース 電子 作成日:2008年1月4日_記事番号:T00004777

亜太電信の頼董事長が辞任、交通部と関係悪化で


 亜太電信(アジア・パシフィック・ブロードバンド・テレコム)の経営主導権をめぐり、政府系株主と民間株主が綱引きを演じる中、大株主の交通部との関係が悪化した頼春田董事長が3日、辞任を表明した。4日付経済日報が伝えた。

 同社は8日に董事長の改選を控えており、頼董事長は交通部台湾鉄路管理局(台鉄)から政府系株主の代表として派遣されていたが、交通部との関係悪化を受け、民間株主側にくら替えして董事長再任を目指していた。

 一方、政府系株主を代表する交通部は、大同集団または中華電信の幹部を董事長候補に擁立する構えだ。消息筋によると、これまでに財政部、兆豊銀、台湾中小企業銀などがいずれも交通部が推す董事長候補を支持する見通しとなり、頼氏は劣勢に立たされていた。

 頼氏は3日午後に記者会見し、台鉄万華駅の再開発計画への参入をめぐる意見対立に加え、亜太線上(アジア・パシフィック・オンライン)と安大資訊との株式交換を強行しようとしたことなどで、交通部の不興を買ったことが辞任の理由だと説明した。