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MRT小碧潭駅、共同開発資産評価で不正


ニュース 建設 作成日:2013年12月25日_記事番号:T00047812

MRT小碧潭駅、共同開発資産評価で不正

 台北市の都市交通システム(MRT)の小碧潭駅(新北市新店区)で、台北市政府捷運工程局と不動産開発業者の日勝生活科技(ラジウム・ライフ・テック)が共同で推進した複合開発プロジェクト「美河市」をめぐり、捷運工程局の職員が不動産鑑定価格を改ざんし、市政府に多額の損失を与えていたことが分かり、台北地方法院検察署は24日、関係者4人を立件した。25日付自由時報が伝えた。


台湾最大と言われる「美河市」プロジェクトは、高層マンション13棟とオフィスビルの他、大型ショッピングセンター、京站時尚広場(Qスクエア)が入居する(24日=中央社) 

 開発用地は台北市政府が99%を保有していたが、問題の職員は、土地の鑑定価格を92億台湾元(約320億円)過小評価する一方、建物の鑑定価格を12億元水増しし、最終的にプロジェクトの権益比率が市政府30%、日勝が70%と決まった。

 検察は不動産鑑定価格が操作された結果、市政府が獲得する権益が減り、市政府が損害を受けたと判断した。