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永豊餘の2大事業、「3代目」に引き継ぎ【表】


ニュース その他製造 作成日:2013年12月26日_記事番号:T00047839

永豊餘の2大事業、「3代目」に引き継ぎ【表】

 製紙大手の永豊餘投資控股(YFY)は25日、子会社の永豊餘工業用紙と同社の中国における生産拠点となる永豊餘造紙(揚州)、加えてYFY CAYMANの董事長に、同社創業者の孫に当たる何奕達氏が来年1月1日付で就任すると発表した。同氏は現在、家庭用紙などを扱う永豊餘消費品実業の董事長を務めている。今回、工業用紙事業のトップに就くことで、「3代目」がグループの2大事業を引き継ぐことになる。26日付経済日報が報じた。

 永豊餘集団は、▽家庭用紙や洗剤などを扱う「消費品」▽工業用紙▽パルプ▽建設──の4大事業を主力としている。永豊餘によると、既に家庭用紙、包装設計、ICタグ事業を率いている何奕達氏は今回、工業用紙事業を引き継ぐことで、パルプを除く川中、川下事業を全て掌握することになると説明した。

 なお何奕達氏の父親で「2代目」の何寿川・元永豊餘造紙董事長はこれまで「企業は個人のものではない」と語り、息子が事業を引き継ぐことに慎重な姿勢を示していたため、今回の異動は奕達氏の経営手腕に一定の評価が下されたものとみられる。