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作成日:2008年1月7日_記事番号:T00004784
高鉄の春節チケット、オンライン予約でトラブル続出
2月6日から6連休となる春節を前に、台湾高速鉄路(高鉄)が5日から開始した春節期間中(2月1~12日)のチケットのオンライン予約で、アクセス回線のパンクや支払いシステムのトラブルなど問題が続出し、利用者からの苦情が殺到した。
高鉄のウエブサイトは、オンライン予約受け付けが始まる5日午前零時前からすでにアクセスができないパンク状態に陥っていた。
一時的にサイトへのアクセスが集中し、システムの処理能力の6,800アクセスを超えたことが原因で、2時間以上もまひ状態が続くことに。しびれを切らせた利用者の中には、オンライン予約をあきらめ、駅の窓口へ並びに走った人も少なくない。
オンライン予約では、支払トラブルも多発した。台北~台南間のチケット4枚を購入し、計5,400台湾元(約1万8,000円)を支払った利用者は、システムが支払い完了を認識しないため何度もやり直した結果、5倍に当たる2万7,000元も引き落とされてしまったという。また、台北~左営間1,490元のチケットを購入したところ、1万430元も引き落とされたケースも起きた。
高鉄が春節期間中に運行する列車は1日120本で、約12万人の輸送が可能だ。高鉄によると、6日午前9時半までに販売した春節チケットは20万枚余りで、そのうちオンライン予約によるものが17万枚余りと8割以上に上っているという。
民族大移動の帰省ラッシュに活躍するはずの高鉄だが、トラブル続きで利用者の評価は今のところ「不合格」のようだ。