ニュース 電子 作成日:2013年12月26日_記事番号:T00047844
住友金属鉱山(本社・東京都港区、中里佳明社長)は25日、COF(チップオンフィルム、液晶駆動用ICと液晶パネルをつなぐための配線を施したテープ材料)テープ製造販売の台湾住鉱電子(SUMICOエレクトロニクス台湾)の70%の株式を、残り30%の株式を保有するICパッケージ材料、液晶材料製造販売の長華電材(CWE)に2014年3月末に譲渡し、COF事業から撤退すると発表した。長華電材は同日の董事会で、2億5,000万台湾元(約8億7,000万円)を投じて1株5.03元で株式を取得し、台湾住鉱電子を100%子会社とすることを決議した。
住友金属鉱山は台湾住鉱電子で高精細分野に特化したCOF事業を展開してきたが、抜本的な改革を検討しており、機動的な事業展開による発展を狙う長華電材と思惑が合致し、交渉の結果、譲渡が決まったと説明した。
26日付経済日報によると、長華電材の黄嘉能董事長は、4K2K高画質の大型テレビでCOF需要が大幅に成長していることから、基板材料事業への全力投球を決めたと説明した。将来は同社の重要な柱にしたいと述べた。
台湾住鉱電子のCOF月産能力は3,500万個で、稼働率は平均75%。生産メーカーは他に、頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)、東レグループのSTEMCO、LGエレクトロニクス傘下のLGITだけで、寡占が進んでいると指摘した。
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