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台北101の年越し花火、観賞は北・東側がベスト


ニュース 社会 作成日:2013年12月27日_記事番号:T00047855

台北101の年越し花火、観賞は北・東側がベスト

 今年も残りわずかとなり、毎年大みそかの恒例行事、台北101ビルのカウントダウン花火ショーが近づく中、各メディアで今年の「観賞最適ポイント」が取り上げられている。民間の気象情報会社、天気風険管理開発(ウェザーリスク・エクスプロア)によると、ショー当日の夜は偏東風が吹くと予測されるため、風上に当たるビルの東側または北側が「ベストポイント」となりそうだ。

 気象予報に基づくと、間近で花火を鑑賞したい場合、101ビルの西側に当たる信義路、仁愛路一帯は避けた方がよいとみられる。同地点は例年多くの見物人で大混雑するが、今年は煙しか見えない可能性が高い。

 また少し離れた場所から鑑賞する場合は、松山区、南港区、内湖区および大直エリアが最適で、天気風険は基隆河沿い内湖側の彩虹河浜公園や美堤河浜公園、大直の美麗華百楽園(ミラマー・エンターテイメント・パーク)などを推奨。その反面、中正紀念堂や西門町、万華区は避けた方が無難なようだ。

 このほかビル周辺や市内の混雑を避け、のんびりと鑑賞したいという人向けに、台北市信義区の象山歩道や虎山歩道、文山区の猫空など周辺の山間エリア19カ所を推奨している。このうち象山步道の▽六巨石▽撮影デッキ▽市療歩道涼亭▽スタンプデッキ▽超然亭―─、および虎山歩道の▽吉福宮広場▽120高地涼亭▽虎山峰デッキ▽復興園▽森林展望デッキ▽十方禅寺―─ の11カ所は101ビルに近い上、視野も開けており、絶好の鑑賞ポイントとして近年人気を集めている。

 なおこの花火ショーを見物するため、大みそかの台北101ビル周辺は大変な人出となり、都市交通システム(MRT)は毎年深刻な帰宅ラッシュが例年繰り返されている。これに対し台北大衆捷運公司は「行き先の方向ごとに4つの駅を使い分ける」という方法で混雑の解消を図る他、今年は信義線が開通したため1時間当たりの輸送能力が昨年の4万3,000人から7万3,000人へ大幅に向上しており、例年に比べて早めに帰宅できそうだ。