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14年の観光客誘致、900万人を目標


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年1月3日_記事番号:T00047898

14年の観光客誘致、900万人を目標

 昨年2013年に台湾を訪れた観光客数が大みそかの12月31日に延べ800万人を突破したことを受けて、江宜樺行政院長は2日、今年の観光客誘致目標を延べ900万人に設定すると表明した。また観光業を今後10年の戦略産業と位置付け、美食や風景など従来型観光資源に頼った業態からの転換を図り、医療観光(メディカルツーリズム)、文化クリエイティブ産業、観光工場、サイクリングルートなどさまざまなリソースとの連携を強化して世界の注目を集めるべきとの考えを示した。3日付工商時報などが報じた。


江行政院長(左)と表さん(右)。表さんには、結婚写真の撮影サービスやビジネスクラスのペア航空券、高級ホテル宿泊券、家電製品など総額50万元相当が贈られた(観光局リリースより)

 江行政院長は、昨年は観光外貨収入も3,700億台湾元(約1兆3,000億円)を突破したことを挙げて、「台湾は間違いなく観光大国へ発展できる潜在能力がある」と強調。その上で今後、関連法規の規制緩和を進めると表明した。

 また先ごろ今年の誘致目標を850万人と表明していた劉喜臨・交通部観光局副局長は、「900万人達成は難易度が高いが、消費力が急速に高まる東南アジア、若者の台湾に対する好感度が高い韓国、エミレーツ航空就航で今後増加が見込まれる中東といった市場の開拓に注力する」と述べた。

 このほかマレーシア、インドネシア、タイ、フィリピンからの訪台者は昨年延べ82万人に達しており、日本や中国などに続き100万人を超える可能性があると指摘した。

来台800万人目は日本人

 なお、昨年の訪台観光客数は最終的に802万2,099人となった。800万人目は新婚旅行で訪れた日本人女性、表彩(おもて・あや)さんで、2日に行われた記念品贈呈式典では「旅行先を台湾に決めて正解だった。一生忘れない」と喜びを語った。