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彰化銀との株式交換比率、台新が譲歩示唆


ニュース 金融 作成日:2008年1月7日_記事番号:T00004791

彰化銀との株式交換比率、台新が譲歩示唆

 
 台新金融控股と彰化銀行の合併交渉が株式交換比率をめぐり行き詰っている問題で、彰化銀行は11日に取締役会を開き、新たな合併条件を決める。台新側は彰化銀と台新の株式交換比率を1対1.3とすることを主張しているのに対し、彰化銀側は1対1.5とする提案を行うとの情報が流れる中、台新側が譲歩の姿勢を見せており、動向が注目される。7日付経済日報が伝えた。

 台新金控の林克孝総経理は6日、「1対1.3という提案は株式交換後の株式の希薄化で、株主の利益が損なわれることを防ぐのが理由だ」と述べた一方で、「1.4でも、1.5でも交渉は可能だ」と述べ、譲歩に応じる余地があることを示唆した。

 彰化銀は少なくとも1対1.4~1.5の株式交換比率を主張している。また、台新の提案では、交換株式の40%が議決権のない特別株で、普通株への転換は6年後となっており、彰化銀は株主の利益にかかわるとして難色を示している。