ニュース 社会 作成日:2014年1月6日_記事番号:T00047916
環境保護署(環保署)によると、寒気団の南下に伴って中国華南地区の大気汚染物質が台湾に流れ込んでいる影響で、5日より各地の観測所で「PM10」「PM2.5」といった空気中の粒子状物質濃度が通常の2〜3倍に高まっている。このため医師は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)やぜんそくの発作を引き起こしやすいとして、外出の際にマスクを付けるよう呼び掛けている。6日付聯合報が報じた。
台北市内の大気汚染も深刻となり台北101(左)がかすんで見えた(5日=中央社)
環保署は、今回の大気汚染は工業エリアの中国華北地域や砂嵐が原因ではなく、華南地域で暖房用に石炭などが大量に使用されたためと分析している。このため、3〜4月ごろまで同様の事態が発生する可能性があるという。
なお、環保署が随時更新している大気汚染指数(PSI)によると、5日午後より寒気団が弱まったため、中部以北では大気の状態は改善しつつあるが、高雄地区の観測所では依然、指数が「不良」に相当する100を超えており、空気の悪い状況は6日いっぱい続く見通しだ。
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