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台湾大哥大、頼弦五総経理が辞任


ニュース 電子 作成日:2014年1月6日_記事番号:T00047930

台湾大哥大、頼弦五総経理が辞任

 大手通信キャリア、台湾大哥大(タイワン・モバイル)の頼弦五総経理は、きょう6日に行われた臨時董事会で辞職願いが認められた。後任は鄭俊卿・凱擘大寬頻(kbro)元董事長。中央社電が報じた。

 頼氏は同社のシニア副総経理や個人ユーザー事業群営運長などを経て、2011年に総経理に就任。当時発売した自社ブランドのスマートフォンは、台湾での携帯ブランド販売高で4位に付けた他、携帯電話販売の直営店「myfone」では業界トップに上り詰めた。また、電子商取引分野の発展にも寄与するなど、イノベーションと実行力を発揮し、同社の成長に貢献した。

 台湾大哥大は辞職を認めた理由について、長年の過酷な労働で家庭生活にも影響が出ており、長らく慰留に務めてきたが、個人の意思を尊重したと説明した。

 台湾は今年第4世代移動通信システム(4G)サービス元年と言われており、事業免許を獲得した各社が、人材獲得を急いでいるとみられ、頼氏の動向に注目が集まっている。市場では、通信事業初参入の鴻海科技集団、頂新国際集団陣営の他、投資ファンドや携帯電話、有線テレビなどの企業が頼氏獲得を目指しているともうわさされている。