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HTC、13年は上場以来初の赤字に【表】


ニュース 電子 作成日:2014年1月6日_記事番号:T00047934

HTC、13年は上場以来初の赤字に【表】

 宏達国際電子(HTC)が5日発表した2013年第4四半期の売上高は前期比8.7%減の428億9,000万台湾元(約1,500億円)、純利益は3億1,000万元で、提携していた米高級ヘッドホンメーカー、ビーツ・エレクトロニクスの株式売却益により黒字転換したが、通年では14億元の純損失を計上し、02年の上場以来初の赤字に転落した。第3四半期に計上した30億元の赤字が響いた。なお、本業の営業利益は2期連続の赤字だった。6日付経済日報などが報じた。

 13年はスマートフォンの販売が伸びず、年間出荷台数は約2,100万台にとどまったとみられている。産業アナリストは、このうち第3世代(3G)通信規格対応のスマホが61.2%、4G対応スマホが19.2%と分析。中国の移動通信キャリア最大手、中国移動通信(チャイナ・モバイル)への4G対応機種の供給拡大を狙うなど、4Gスマホの出荷を今年どれだけ伸ばせるかに市場の注目が集まっている。

 一方、証券会社は、全体の出荷台数が伸びない限り同社が今後利益を生み出すことは難しいと予測している。今年第1四半期は営業外収益が期待できないため、赤字が続く可能性が高いとの見方だ。