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台湾と韓国、通貨安でしのぎ【表】


ニュース 金融 作成日:2014年1月7日_記事番号:T00047949

台湾と韓国、通貨安でしのぎ【表】

 6日の外国為替市場は、通貨当局の安値誘導で、台湾元と韓国ウォンが下落幅を競う展開となった。

 7日付工商時報などによると、韓国ウォンは対米ドルで0.96%下落し、1米ドル=1,065.05ウォンで引けた。これに対抗する形で、台湾の中央銀行は取引終了にかけ市場介入を行い、台湾元は前週末に比べ、0.196元(0.65%)の元安ドル高となる1米ドル=30.235元で取引を終えた。台湾元は3日続落で、昨年7月9日以来の安値水準。

 韓国との輸出競争力を競う台湾では最近、台湾元相場が韓国ウォンを意識した値動きを示している。

 韓国では今月2日、ウォン相場が1,050ウォンまで上昇し、5年ぶり高値を付けた。これを受け、韓国企画財政省関係者は5日、為替相場の安定に向けた措置を取る用意があると口先介入し、6日にウォン相場が大幅に反落した。

 台湾の市場関係者は、韓国銀行(中央銀行)がウォンの一段安を容認する場合、台湾元相場は当面30.5元を試す展開になると予想している。