ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

永豊餘、工業用紙を一千元値上げ


ニュース その他製造 作成日:2008年1月7日_記事番号:T00004799

永豊餘、工業用紙を一千元値上げ


 製紙最大手、永豊餘造紙は4日、1月から工業用紙価格を1トン当り1,000元(約3,350円)値上げし1万3,000元(値上げ幅約7%)とすると発表した。また、早ければ3月にも再度の値上げを行うとも表明した。5日付経済日報が報じた。

 他の大手2社、正隆紙業と栄成紙業も原料価格が上昇しているため、工業用紙価格値上げの必要があるとしている。製紙大手は昨年末にも「A級クラフト紙」の値上げを試みたものの、顧客からの反発により実施には至らなかった。

 永豊餘によると、工業用紙原料の7割以上がリサイクルされた古紙で、その価格が昨年5月から12月までの間に、米国古紙価格(AOCC)で1トン当り210米ドルから230米ドルへ、欧州古紙価格(EOCC)と日本古紙価格(JOCC)で175米ドルから215~223米ドルへと、1割以上値上がりしているという。

 このため、すでに昨年下半期の利益に深刻な影響が出ており、このまま値上げを行わなければ、損失を計上する危険が高いとしている。