10日付自由時報によると、米グーグルが開発中の眼鏡型端末「グーグルグラス」の最新版に義隆電子（ＥＬＡＮマイクロエレクトロニクス）のタッチスクリーン・コントローラＩＣが採用されたとの観測が出ている。これについてＥＬＡＮは「具体的な企業名は言えない」としたものの「世界的大手メーカーが開発している眼鏡型端末用にカスタマイズしたタッチＩＣを提供しており、同製品は第２四半期に発売される」とコメントした。
グーグルグラスは昨年、試用を目的として米国在住の開発者を対象に限定的に発売された。その後も開発が進められ、最新版には「まばたきによる写真撮影」などの機能が盛り込まれるとされる。
眼球の動きで操作を行うグーグルグラスには極めて敏感なセンサーＩＣが必要となり、グーグルは光学式および静電容量方式のタッチコントロールセンサーで多くの特許を持つＥＬＡＮを提携相手に選択したとされる。
なお現在、ＥＬＡＮにとってグーグルはタブレットＰＣ分野における最大顧客で、両社は緊密な関係を築いている。
