ニュース 社会 作成日:2014年1月14日_記事番号:T00048077
台北市のある宝くじ店の女性店員(36歳)が、運試しに自ら賭けてみようと思い立ち、店の金を使ってロトくじ(数字選択式宝くじ)を購入した。しかし外れが続き、「今度は当たるはず」と泥沼にはまり、約2時間で692連敗。店員が賭けたのは10分の1の確率で当たりが出るゲームだったため、とんでもなく運が悪かったようだ。
この女性店員は今月9日午前、客が少なかったことから、ふと自分で賭けてみようと考えた。彼女が選んだのは「賓果賓果(ビンゴ・ビンゴ)」というロトくじの「猜大小(大小当て)」というゲームで、コンピューターがはじき出す1〜80までの数字20個のうち、1〜40の数字が13個以上出れば「小」、41〜80の数字が13個以上出れば「大」となり、いずれかを当てるというもの。
ロトくじは運営する台湾彩券(台彩)の口座に宝くじ店が保証金を振込み、この資金の範囲内で賭けが可能で、資金がなくなればコンピューターが動作を停止する。
彼女は1回につき1,250台湾元を賭けていたが一向に当たらず、すぐに100連敗に達した。負けが続いたことでむきになった彼女は、その後も賭け続けたがまったく勝てず、店が振り込んでいた保証金の50万元があっという間に底をついてしまった。
それでも賭けたいと考えた彼女は、店のオーナーに電話し、「ビンゴ・ビンゴに客が集まっているから保証金を追加して」とうそを報告。これを信じたオーナーは台彩の口座に40万元を追加した。
しかし彼女は運の悪さは続き、629連敗したあげくとうとうコンピューターの画面に「保証金不足でこれ以上賭けられません」という表示が。そこで彼女はようやく負けが86万元にも膨れ上がっていたことに気づいたという。青くなった彼女が事情を説明したところ、怒り心頭に発したオーナーに告訴されてしまった。
彼女はこの店に勤務して約2年だが、1年前にも同様のトラブルを起こして店に5万元の損失を与えていた。今回、彼女は店の客にまで「今ならまだ間に合うよ」と忠告されたにもかかわらず賭けを続けており、精神科の医師は「ギャンブル依存症」の疑いがあると指摘。症状を誘発する状況を避けられるよう家族が見守る必要があると忠告している。
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