ニュース 農林水産 作成日:2014年1月14日_記事番号:T00048079
質の低い輸入米を混入させるなど不当表示が発覚した米穀業界は、先月から市販米の等級を下げることで不当表示の指摘回避を図っているものの、それに見合った値下げを行わず、価格を据え置いている実態が明らかになった。14日付蘋果日報が伝えた。
同紙の調べによると、「三好米」ブランドの億東企業、「中興米」ブランドの聯米企業(ユニオン・ライス)を含む8社が少なくとも17種類の商品で表示を「一等米」から「二等米」に変更するなど公的基準であるCNS認証に基づく等級を引き下げたにもかかわらず、値下げしていないことが分かった。
流通業界は値下げを要求したが、米穀業界は昨年の2期目の作付けが凶作だったことと、米の買い取り価格上昇を理由に拒否したという。
億東企業と聯米企業は「等級引き下げは検査や免許取り消しを避けるための措置で、品質は一等米のままだ」などと説明している。
中華民国消費者文教基金会(消基会)の雷立芬秘書長は「等級を引き下げても値下げしないのは、値上げしているのに等しく、消費者を欺くものだ」と批判した。
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