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マリアナ群島の観光大使公募、50歳のスーパーウーマンを選出


ニュース 社会 作成日:2014年1月15日_記事番号:T00048105

マリアナ群島の観光大使公募、50歳のスーパーウーマンを選出

 サイパン島など西太平洋に浮かぶ14の島から成る北マリアナ諸島米国自治連邦区の観光局がこのほど、台湾の人々に同自治区の美しさを伝える観光大使として、現地でさまざまな体験を行う「実習生」の募集イベントを開催した結果、応募した約400人の中から今年50歳になる女性ダンス教師、林詠晴さんが選ばれた。林さんは、「この年で本当に選ばれるとは思わなかった」と喜びの涙を浮かべた。


実習生となった林詠晴さん(中)。惜しくも敗れた屠さん(左)と林世旺さん(右)にも主催者からサイパン島無料宿泊券が贈られた(14日=中央社)

 今回のイベントは、北マリアナ諸島への観光客誘致を目的としたもので、選出された実習生は1週間現地に滞在して島々を巡り、スキューバダイビング、ロッククライミング、カヤッキングなどを体験する。その間、飛行機代や宿泊費、食費などは全て無料で、さらに6万台湾元の報酬も提供される。唯一の条件はカメラマンが同行して撮影した映像が広告として使用されるというもの。

 昨年10月から始まった募集に398人が応募。その後、1次、2次選考を経て林さんのほか、イベント司会者の屠潔さん(26、女性)、水泳コーチの林世旺さん(同、男性)の3人に絞られ、きのう(14日)最終選考会が開催された。

 最終選考の舞台に林さんは、腰は布1枚、上半身はココナツのビキニというセクシーな姿で登場。得意のダンスを披露した後、ピンク色のウクレレを手に北マリアナ諸島の民謡を歌い上げた結果、見事実習生の座を勝ち取った。主催者は「情熱的な踊りとやる気が勝因」とコメントした。

 実は林さん、日頃から水泳、サイクリング、マラソン、トライアスロンまでこなすスーパーウーマンで、「私は50歳だけど、気持ちと体力は20歳」と話す。昨年も、8月に富士登山、9月にサイクリング、10月にトライアスロン大会、11月にマラソン大会に参加。予定のなかった12月に、何をしようかと考えていたところ、インターネットで実習生募集イベントを見つけ、応募を決意したそうだ。

 2人の息子の母親でもある林さんについて、長男の陳麟宇さん(25)は「僕の母は元気過ぎる」とあきれつつ、最終選考の場で太鼓を叩き、母親をサポートした。