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台塑米子会社、PVC2月輸出価格引き上げへ【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2014年1月17日_記事番号:T00048179

台塑米子会社、PVC2月輸出価格引き上げへ【表】

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の米子会社が、ポリ塩化ビニル(PVC)の2月輸出オファー価格を引き上げる見通しだ。米国のPVC大手アキシアルがこのほど行った1トン当たり66米ドルの値上げに追随するとみられる。背景には原料のエチレンの需給が米国内で逼迫(ひっぱく)していることなどがある。17日付経済日報が報じた。

 台塑主管は▽エチレン・塩化ビニルモノマー(VCM)の供給減▽米国の住宅建設・自動車市場の回復による国内向けPVC需要増──によりPVC輸出量が絞られていることを値上げの理由に挙げた。

 なお、エチレンの販売価格は世界的な供給減により、昨年12月から6.2%上昇しており、エチレンを原料とする▽ポリエチレン(PE)▽エチレングリコール(EG)▽酢酸ビニルモノマー(VAM)──などの製品生産を手掛ける台湾川下メーカーの利益縮小を招いている。