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春節のペットホテル、料金値上げもキャンセル待ちの列


ニュース 社会 作成日:2014年1月20日_記事番号:T00048189

春節のペットホテル、料金値上げもキャンセル待ちの列

 春節(旧正月)連休期間(1月30日~2月4日)に海外などへ旅行に出かけるため、飼っている犬や猫を「ペットホテル」に預ける人が多いようで、台北市では宿泊料が通常の3割増しから2倍に高騰している。ただ業者によると、それでも予約でいっぱいとなっており、20〜30匹がキャンセル待ちだそうだ。

 台北市和平東路にある北欧寵物旅館(ノルディック・ペットホテル)を経営する翁文倩氏によると、小型犬20匹、中型、大型犬が各10匹宿泊可能な同ホテルでは、通常の「客室稼働率」は60〜70%だが、春節連休期間は毎年満室となるそうだ。今年も受付を開始して1カ月足らずで全室予約が埋まったという。

 また翁氏は、春節の連休期間は職員に手当てを支給しなければならず、コストが上がるため、宿泊費も通常の600〜1,200台湾元から900〜1,700元に引き上げると説明した。

 このほか宿泊料を通常の2倍に当たる1,100〜2,820元に引き上げた寵物夢公園(ペッツ・ドリームパーク、同市松山区)、犬30匹が宿泊可能な温馨寵物旅館(同市南港区)も春節期間は既に満室となっている。一方、昨年10月にオープンしたばかりのWスパ寵物旅館(同市中正区羅斯福路)はわずかながらまだ空きがあるそうだ。

 台北市獣医師公会の楊静宇理事長によると、ビーグルやパグは活発な性格のため、ペットホテルに預けてもすぐに適応するが、ポメラニアン、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどは内向的な性格で、ホテルに入って1〜2日は食事を取らなくなるといった傾向が見られるという。このため内向的な犬種の場合はインターネットを通じて飼い主の顔を見せ、安心させた方が良いそうだ。

 なお楊理事長は、どうしてもペットホテルに預けられない場合は、「小型犬なら自動餌やり器があれば3〜4日は自宅で留守番をさせても大丈夫だが、大型犬の場合は食べる量が多いため、友人などに頼んで預かってもらった方がいい」と助言している。