ニュース 政治 作成日:2014年1月20日_記事番号:T00048190
馬英九総統は18日、旧日本軍の慰安婦として働かせられたと称する屏東県の鄭陳桃さん(93)を訪ね、「鄭さんは日本軍による暴行の歴史の目撃者であり、われわれは絶対に忘れない」と述べるとともに、安倍晋三首相が昨年靖国神社を参拝したことに対し、「慰安婦が迫害を受けた悲惨な歴史への反省が全くない」と改めて批判した。19日付自由時報などが報じた。
馬総統が鄭さんを訪問したのはこの6年で3回目となった(馬総統のフェイスブックより)
台湾の旧日本軍の元慰安婦たちは高齢のため相次いで世を去り、鄭さん含め5人を残すのみとなった。馬総統は鄭さんに2万台湾元(約6万9,000円)のお年玉のほか、腕時計、粉ミルク、マフラーなどをプレゼントし、元慰安婦の5人を総統府に食事に招待する考えを示した。
馬政権は2008年の発足当時は反日色を打ち出していたが、世論の支持を得られずその後弱めていた。ただ、馬総統本人は中華ナショナリズムが強く、政権が残り2年4カ月となった中、過去の歴史問題で今後中国と足並みをそろえて日本への圧力を強める可能性がある。
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