ニュース
金融
作成日：2008年1月8日_記事番号：T00004821
チューリッヒ生命、台湾で損保買収に意欲
チューリッヒ生命の台湾法人、蘇黎世産物保険は親会社から企業買収にゴーサインが出たことを受け、台湾の損保会社の買収を検討していく方針だ。同社の郭鴻文総経理は、「買収目標は外資系ではなく、台湾の損保会社で、規模の大小は問わない」と述べた。８日付工商時報が伝えた。
チューリッヒ生命は台湾での生保業務を2004年10月に遠雄人寿保険に譲渡し、損保事業も保険料収入が減少していたため、常に台湾からの撤退観測が流れていた。これについて、郭総経理は「グループ内で見て、台湾での損保事業はアジア太平洋地区で最大規模だ。台湾は重点市場であり、適切な機会に台湾の損保会社を買収したい」と述べた。
