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エイサーの13年純損失、過去最悪の205億元


ニュース 電子 作成日:2014年1月20日_記事番号:T00048210

エイサーの13年純損失、過去最悪の205億元

 宏碁(エイサー)が17日発表した2013年の業績は、純損失205億7,900万台湾元(約710億円)で上場以来の最悪となった。昨年は第3四半期、四半期ベースで過去最悪の純損失131億2,000万元を計上。第4四半期もウルトラブック(超薄型軽量ノートパソコン)およびタッチパネル搭載ノートPCの販売が予想を大きく下回る中、関連部材の不良在庫処分の損失(13億元)と、世界規模のリストラ断行による退職金拠出(43億5,000万元)などで純損失76億3,100万元を計上した。18日付工商時報などが報じた。

 昨年の大幅赤字を受けて、第一線の管理職者10人以上が、市場判断のミスと部材調達の管理ミスの責任を取る形で今月より3割の減給となる。同社は減給と昨年の人員整理により今年は約30億元の人事コスト削減を見込む。

 エイサーの何一華広報担当は、製品企画や在庫管理の見直し、人員整理など、同社は黒字転換に向けて動き出しており、「今年上半期の損失は大幅に縮小する」と強調した。ただし証券会社は、同社は収益向上に向けた具体策が欠けるとして「上半期の業績改善はなお難しい」とみている。