ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

13年旅館数が過去最高、今年は3日に1軒増加へ【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2014年1月21日_記事番号:T00048223

13年旅館数が過去最高、今年は3日に1軒増加へ【表】

 交通部観光局が20日発表した統計によると、台湾全土の昨年の観光旅館数、一般旅館数が2,921軒に上り過去最高となった。それぞれ前年比5軒増の111軒、同143軒増の2,810軒と増加件数も過去最高に上った。今年はさらに合計114軒増と3,000軒を突破する見通しで、3.2日に1軒のペースで新設される計算だ。21日付経済日報などが報じた。

 昨年は訪台観光客数が過去最高の延べ800万人を突破し、旅館業の売上高、平均客室単価も前年比約5%成長と好調だった。しかし、旅館数の増加に伴い供給過剰が懸念されている。老爺大酒店集団(ホテルロイヤルグループ)の沈方正執行長は、2018年には供給数が現在より4割増加する見通しで、たとえ海外からの年間観光客数が1,000万人を突破したとしても、旅館業は衰退に向かうと指摘した。

 台湾の旅館業は観光局が管轄する観光旅館と各県市政府管轄の一般旅館に分類される。観光旅館は大手ホテルチェーンなどの国際観光旅館と一般観光旅館に分かれており、観光業管理規則に基づく。大型バスの停車場設置や、シングルルームの面積(トイレ含まず)は13平方メートル以上などの基準が設けられ、許可制となっている。一方、一般旅館は旅館業管理規則に基づき申請し、登録制となっている。