ニュース 食品 作成日:2014年1月21日_記事番号:T00048232
冷え込む季節の定番料理で、さんしょうと唐辛子の辛いスープが特徴の「麻辣(マーラー)鍋」に必ず入っているアヒルの血を固めた具材「鴨血(ヤーシュエ)」について台北市衛生局が調査を行ったところ、鼎王麻辣鍋、小蒙牛頂級麻辣養生鍋、太和殿麻辣火鍋といった有名チェーンでニワトリの血を混ぜた「混血」製品が広く使用されている状況が明らかとなった。21日付蘋果日報が報じた。
鴨血は鉄分やタンパク質が豊富で栄養価の高い食物として台湾では人気が高い(20日=中央社)
台北市衛生局食品薬物管理処の邱秀儀処長によると、台湾で食肉処理されるアヒルの数と市場における鴨血の販売量に差が大きいことから昨年10月に調査を実施したところ、調査対象となった20店全ての鴨血からニワトリの血の成分が検出された。
鴨血の製造元は、アヒルの血が不足した場合はニワトリの血を混ぜていることを認めたが、販売時には業界で「混血」製品の慣例的な呼び名である「水血」として販売しており、「純鴨血」とはうたっていないと主張した。
なお衛生局は、今回調査した製品に衛生上の問題は見つからなかったが、今後業界に対して明確な成分表示を求めていくとしている。
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