記録的な寒波に見舞われる米国東部などで、悪天候による商業活動停滞が要因でノートパソコン販売が不調となっており、在庫消化が遅れているもようだ。こうした中、ノートＰＣ受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピューター）は、今年第１四半期のノートＰＣ出荷が前期比10〜20％減少すると予測している。21日付電子時報が報じた。
業界関係者によると、中国で春節（旧正月）前後に深刻な労働力不足が起きること、および２月の営業日が少ないことから、第１四半期は例年ノートＰＣの出荷量が落ちる。しかし、今年は米国の寒波が加わったほか、昨年第４四半期の出荷が予想を上回る好調だったことから、例年以上に急激な出荷減が予測されている。
