ニュース 社会 作成日:2014年1月23日_記事番号:T00048274
教育部が、高校の歴史、地理、公民、社会科の教科書で「中国」の表記を「中国大陸」へと変更するなどの課程綱要(学習指導要領)の改定を進める意向で、中国と台湾を同一国家として扱う「脱台湾化」を図るものとの批判が出ている問題について李登輝元総統は22日、「中国は中国、台湾は台湾であり、中台は一つの国家ではない。台湾への愛情がない」と述べ馬英九政権を非難した。23日付自由時報が報じた。
教育部国家教育研究院が17日に開いた学習指導要領の修正に関する公聴会では、「中国」を一律で「中国大陸」に、「鄭氏統治」を「明鄭統治」に変更するなど、台湾と中国を一体化させた発想に基づく改定原案が示された。原案を作成した王暁波・台湾大学教授は、かつて民進党政権時代に進められた教科書表記の見直しを以前に戻すよう馬政権に進言した人物だ。
野党民進党の謝長廷元主席も指導要領の修正案で、「中華民国政府は台湾に移ってもその主権は全中国に及ぶ」との文言を追加するとしたことについて、「教育部の主張は客観的でなく、国際社会との認識とも違う」と批難した。
なお、きょう23日午前には台湾教師連盟など複数の団体が教育部に抗議のデモを行った。
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