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高鉄爆破未遂の主犯、懲役22年の判決


ニュース 社会 作成日:2014年1月23日_記事番号:T00048275

高鉄爆破未遂の主犯、懲役22年の判決

 昨年4月に走行中の台湾高速鉄路(高鉄)の車内に爆発物を設置して、殺人未遂などの罪で問われていた主犯の胡宗賢被告(44)に対し、新北地方法院は22日、懲役22年の判決を言い渡した。また共犯の朱亜東被告(46)にも同12年を言い渡した。23日付蘋果日報などが報じた。


逮捕当初の胡被告(中)。胡被告らは鴻海精密工業の郭台銘董事長や台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長への攻撃も計画していた(22日=中央社)

 新北地方法院は胡被告に対し、株価を暴落させて株式先物取引で利益獲得を狙った不順な動機に基づいて、卑劣な手段で社会的混乱を招いた罪は重いと説明した。

 同事件は昨年4月12日、胡被告の指示で朱被告が高鉄台中駅から乗車し、終点の台北駅到着ごろに爆発するよう設定した爆発物を積んだスーツケースを高鉄車内に放置したもの。朱被告は新竹駅で下車したが、置き方を誤り中の液体が漏れ出たため、爆発しなかった。仮に爆発していたら車内や駅構内などの4万~5万人が被害または影響を受けていたとされる。