ニュース 金融 作成日:2014年1月23日_記事番号:T00048282
日盛証券や日盛国際商業銀行を傘下に置く金融持ち株会社、日盛金融控股は、生命保険の全球人寿保険(トランスグローブ・ライフ、TGL)と株式交換方式による合併交渉を進めており、春節(旧正月)後にも進展が見込まれていることが分かった。23日付工商時報が伝えた。
日盛金控は全球人寿の株式を少なくとも25%以上取得する構えとされ、金融監督管理委員会(金管会)による同意が得られれば、全球人寿を子会社として編入したい構えだが、金管会は現時点で難色を示している。
日盛金控は傘下に生保を持たないため、全球人寿の合併が実現すれば、事業の多角化につながる。全球人寿にとっては、財務基盤強化に向け、将来的に増資を行う上で後ろ盾を確保することになる。
全球人寿は経営破綻した国華人寿保険の負債を引き継ぎ、保険安定基金から約884億台湾元(約3,000億円)の補塡(ほてん)を受けた関係で、全球人寿の大株主の中瑋一公司は金管会に対し、7~10年間は保有株式を売却しないと確約している。そこで、株式交換で日盛金控株を取得し、全球人寿に間接出資する形式を取れば、金管会への確約に違反しないと主張するもようだ。
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