ニュース 電子 作成日:2014年1月23日_記事番号:T00048295
23日付電子時報によると、米グローバルファウンドリーズ(GF)が出資する台湾のIC設計会社の虹晶科技(ソクレ・テクノロジー)を、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下のベンチャーキャピタルが買収するとの観測が出ている。業界関係者によると、モバイルデバイス用アプリケーションプロセッサー(AP)の技術力を確保し、受託生産における差別化を図ることを目的としたものとみられるが、鴻海はコメントを控えている。
なお虹晶科技買収後、同社の運営は鴻海の劉揚偉・イノベーション・デジタルシステム事業群総経理が主導するとされる。
従来、川下の製品メーカーは、IC設計業者が開発したチップの性能に基づき、製品の設計を行っていた。しかし最近ではアップルによる米チップメーカー、イントリンシティ買収のように、製品メーカーが直接IC設計分野に介入して求められる性能を表明し、これに基づいてチップの開発が進められるという状況に変化しており、鴻海の動きもこれに倣うものとみられる。
ただ川下メーカーによるIC設計分野の統合は2〜3年で効果が表れるというものではなく、投資規模が大きくなるため、長期的な視野に立った計画が必要と電子時報は指摘した。
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