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テセラ竹科工場、突然の閉鎖


ニュース 電子 作成日:2014年1月24日_記事番号:T00048318

テセラ竹科工場、突然の閉鎖

 米テセラ・テクノロジーズの100%子会社、台湾帝欧希数位光学(DOC)は2カ月後に新竹科学工業園区(竹科)の工場を閉鎖することを決めた。4月末までに従業員207人を全て解雇する。24日付工商時報などが報じた。

 DOCは2012年7月に竹科進出が認められ、昨年1月に7億5,000万台湾元(約26億円)を投じた工場が完成したばかり。登記上の営業項目はコンパクトカメラのモジュール(CCM)やオートフォーカス用MEMS(微小電子機械システム)アクチュエータなど携帯電話のレンズ向け製品だ。

 竹科管理局の杜啓祥副局長は、同社から1月16日に大量解雇の届け出があり、3月17日に従業員192人、4月30日に残り15人を解雇する予定だと話した。

 ある従業員によると、1月16日に全従業員に生産ラインを離れるよう指示があり、利益が出ないので今後生産を停止し、研究開発(R&D)に集中すると会社から説明された。他の従業員は、昨年10月の2交代制から今年初めの大口受注を受けて深夜を加えた3交代制となり、休日出勤もあったので、てっきり業績は良いと思っていたと驚きを示した。