ニュース 石油・化学 作成日:2014年1月24日_記事番号:T00048320
24日付工商時報によると、プラスチック製包装材料大手の炎洲が、同社傘下でアクリル酸などを生産する万洲石化(江蘇)に対し、豊田通商から10〜20%の出資を受け入れることを検討しているとの観測が出ている。中国および日本のアクリル酸市場の共同開拓を目的としたものとみられ、炎洲と万洲石化はきょう24日に開かれる董事会で議論するとされる。
観測によると、今回の資本提携は豊田通商が日中に抱える販売ルートを好感したもので、万洲石化は今後、豊田通商を通じてプロピレンを調達し、生産したアクリル酸を再び豊田通商が販売することでドイツのBASFなど大手がシェアを握る中国市場で勢力を拡大したい考えとみられる。
なお炎洲は万洲石化に52.3%を出資しており、1億3,000万米ドルを投じてアクリル酸(年産8万トン)、アクリル酸ブチル(同)、アクリル酸メチル(2万トン)のプラントを上海に建設中で、第1四半期中に稼働予定とするほか、第2期拡張として8,000万米ドルを投じて年産8万トンのアクリル酸プラント設置も計画している。
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