ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国タッチパネルが1割値下げ、TPK・ウィンテックに打撃【表】


ニュース 電子 作成日:2014年1月24日_記事番号:T00048325

中国タッチパネルが1割値下げ、TPK・ウィンテックに打撃【表】

 中国のタッチパネルメーカー、深圳欧菲光科技(O-film)が1月に11.6、14インチのノートパソコンモジュール価格を10%近く値下げした。利益確保に悩まされている宸鴻集団(TPKホールディング)、勝華科技(ウィンテック)など台湾メーカーに打撃となりそうだ。24日付工商時報が報じた。

 昨年の欧菲光科技、友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)などの参入で、ノートPCタッチパネルモジュール価格は下落が続いている。昨年12月末のオファー価格は15.6インチが40~45米ドルと、昨年初めより30%以上下落。ミドル~ハイエンド機種が中心の13.3インチは35~40米ドルと同25%下落にとどまった。11.6インチはサプライヤーが多く価格競争が激化しており、今年初めに30米ドルを割り込み、40%以上下落した。

 欧菲光科技の値下げに対しTPKは、特に大きな価格変動はなく、現在は非需要期なので値下げしても出荷を刺激できないとの見方を示した。TPKは昨年下半期に低価格製品を発売し、受注奪回に成功している。

 ウィンテックは、値下げも受注獲得の手段になるが、タッチパネル搭載ノートPCの市場浸透率がなかなか上がらない中、購買意欲の刺激で市場を拡大することが重要だと指摘した。