ニュース 金融 作成日:2014年1月27日_記事番号:T00048339
玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)は24日、中国・広東省深圳市の前海特区での子会社設立を董事会で決議した。春節(旧正月、今年は1月31日)連休明けにも金融監督管理委員会(金管会)に申請する予定だ。台湾の銀行の前海進出は初めて。当初の資本金は20億人民元(約340億円)の予定だ。25日付経済日報が報じた。
前海特区は深圳西部に位置し、香港と隣接。2010年に中国政府が「前海深港現代服務業合作区(深圳・香港現代サービス産業協力区)」として▽金融▽ハイテク▽情報▽文化▽物流──などの産業発展を目指して設立した。
黄男州・玉山銀総経理は、広東地区には台商(中国で事業展開する台湾系企業)が1万社以上ある上、中国政府が前海特区の発展に注力していると、今後の商機獲得に期待感を示した。
市場アナリストは、前海特区進出について、昆山(江蘇省)や上海と遜色ない優遇条件に加え、現在、長江デルタが台湾系銀行の激戦区となっているため、ニッチ市場だと指摘した。
台湾の銀行による中国子会社は、永豊銀行(バンク・シノパック)が3月に南京市(江蘇省)で開業を予定している他、国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)も昨年末に設立計画を明らかにしている。
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