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病院薬剤師の調剤量に基準、超過分は薬事服務費減額も


ニュース 医薬 作成日:2014年1月27日_記事番号:T00048341

病院薬剤師の調剤量に基準、超過分は薬事服務費減額も

 衛生福利部全民健康保険会は24日、薬剤師1人当たりの調剤量上限を設定し、超過分に関しては薬事服務費の支給を半額に減額することを決めた。実施は早ければ4月からとなる見込みだ。25日付聯合報などが報じた。

 今回の決定は、薬剤師の雇用を促進し、業務負担の軽減や薬剤の確認、患者への説明に時間を充てることができる環境を整備することが狙いで、大学病院クラスの大規模病院では薬剤師1人当たり処方箋換算で70枚、地域病院では同80枚、地区病院では同100枚が上限となる。同時に処方箋1枚当たりの薬事服務費を3台湾元(約10円)引き上げる。

 開業医や市中の薬局については、既に同様の規制が存在しており、今回の決定は対象を大規模病院にも拡大したものだ。

 薬剤師団体の中華民国薬師公会全国聯合会によると、台湾の薬剤師の処方箋発行枚数は毎日100~200枚に上っており、日米の30~40枚に比べ多い。

 成功大学臨床薬学薬物科技研究所の高雅慧所長は、合理的な処方箋発行数を薬剤師1人当たり1日64枚と試算している。