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ウィンボンド、今年は設備投資を4倍に


ニュース 電子 作成日:2014年1月27日_記事番号:T00048351

ウィンボンド、今年は設備投資を4倍に

 半導体メモリーの華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)は24日、今年は設備投資に86億台湾元(約290億円)を投じる計画を明らかにした。昨年(21億元)の4倍以上だ。主にDRAMの生産技術レベルの46ナノメートル製造プロセスへの引き上げ、および12インチウエハーの月産能力を現在の約3万5,000枚から第2四半期に3万8,000枚へと拡大することに充てる。25日付経済日報などが報じた。

 詹東義同社総経理は、フラッシュメモリーも58ナノプロセスへと微細化を進めると述べた。チップベースで出荷量の2桁成長を見込む。また、車載用メモリーの売上高が昨年第4四半期に約2倍(前年同期比93%増)になったことから、今年も力を入れていく分野だと語った。 

 詹総経理はさらに、今年の商品の売上構成比はフラッシュメモリーが約4割、モバイルメモリーが11〜15%、ニッチDRAMが残りを占めるとの見通しを示した。各製品とも主要顧客向けの出荷割合を高める方針だ。

 なお、ウィンボンドの昨年の連結売上高は前年比0.52%増の331億3,500万元。純利益は2億8,700万元となり、3年ぶりに黒字転換を果たした。