ニュース 社会 作成日:2014年1月28日_記事番号:T00048359
日本統治時代に台湾最大の製酒工場があった台北市中正区の華山地区に、文化産業の発信基地として開発された「華山1914文化創意産業園区(クリエーティブパーク)」はアートな雰囲気やレトロな建築物が建ち並ぶことから結婚写真の撮影ポイントとして人気が高い。
しかし同園区では1日当たりの撮影人数に制限を設けており、特に土日祝日や夏休み、冬休み期間は1日に3組しか撮影を行うことができない上、電話やインターネットによる事前予約が不可能で当日先着順という方式を採っている。
これに対し同園区で撮影を希望するカップルからは「結婚写真を撮るのになぜこんな規制を受けるのか」と不満の声が上がっている。
結婚を控えた新北市のある女性は「結婚写真を撮るためには勤務先に休暇を申請して時間を捻出しなければならないのに、当日許可を得られなければ台無しになる」と不満をこぼす。
また苗栗県に住む男性は、台北市で働く婚約者から華山文創園区で結婚写真を撮りたいという願いを聞いて問い合わせたが、1日に3組限定という規定を知ってスケジュール上、あきらめざるを得なかったという。恋人の失望した顔を見た男性は「園区はあんなに広いのに、どうして3組しか認められないのか」と批判している。
またカメラマンからも「台北市には結婚写真に適したスポットが乏しく、多くのカップルから華山文創園区での撮影を要望されるが、許可を得るために早朝5時から並ばなければならない、もし撮影許可が取れなければ客に申し開きができない」と、何とかしてほしいと訴える声が上がっている。
園区の運営を行う台湾文創発展公司は、結婚写真撮影業者はメークなどのために公衆トイレを占拠したり、撮影の際、周囲から入園者を追い払ったりすることがあり、他の入園者の権益を守るため先月から制限を設けたと説明している。
園区側の言い分も分かるが、予約制くらいは導入してもよいのではないだろうか。
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