ニュース 石油・化学 作成日:2014年1月28日_記事番号:T00048379
台湾区石油化学同業公会(石化公会)は27日、台湾中油(CPC)が第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)を2015年に閉鎖、移転した後、原料の供給不足を懸念する川下の石油・化学メーカーが合弁会社を設立し、CPCから同プラントを借り受けて稼働を継続させる構想が浮上している問題について、「現在まで進展は見られない」と説明した。業界では同構想は頓挫確実との見方が広がっている。28日付経済日報が報じた。
CPC五軽のエチレン年産能力は50万トンで、同プラントの移転後、同社全体の年産能力は113万トンに縮小する。同300万トンを有する台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)との差は200万トン近くに達し、「CPCは台湾最大手から2番手に転落する」と業界関係者は指摘している。
台プラが米国や中国への投資で勢力拡大を図る中、危機感を募らせる非台プラ系の石油・化学メーカーは、中国福建省の古雷半島にてナフサ分解プラントの設置と垂直統合を進め、同国東南、沿海、華南、華東エリア市場を開拓する方針を示している。
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