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「半導体業界は今年9%成長」=SPIL董事長


ニュース 電子 作成日:2014年1月28日_記事番号:T00048382

「半導体業界は今年9%成長」=SPIL董事長

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の林文伯(バウ・リン)董事長は27日の業績説明会で、今年の世界半導体業界は6~9%成長するとの予測を示した。今年はパソコン市場が谷底を脱する上、ロー~ミドルエンドスマートフォンの販売好調がハイエンド製品の落ち込みを緩和し、タブレット型パソコンと共に2桁成長が見込めることを理由に挙げた。なお、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀(モリス・チャン)董事長は先日、5%成長の見通しを示していた。28日付経済日報などが報じた。

 一方、同社は第1四半期、顧客からのハイエンド封止需要に応え、フリップチップのチップ・スケール・パッケージ(FCCSP)で550万個、FC基板にバンプ加工を行うFCBGAで200万個、ウエハーのバンプ加工で4,500万枚の増産を行うと説明。今年の設備投資額は前年比4割減の96億台湾元(約320億円)を見込んでいるが上方修正する可能性も出てきた。

 なお、同社の昨年第4四半期売上高は188億4,400万元で、前期比1.3%減、純利益は22億6,000万元で前期比3.4%増だった。通年では売上高は693億5,600万元で前年比7.3%増、純利益は58億9,200万元で同5.3%増となった。