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頂新製油、食用油事件で脱税発覚


ニュース 食品 作成日:2014年1月29日_記事番号:T00048399

頂新製油、食用油事件で脱税発覚

 食用油大手の大統長基食品廠による成分不当表示事件を捜査している彰化地検はこのほど、押収したパソコンを分析した結果、同社からオリーブ油を調達していた頂新製油実業が取引業者と共謀し、7年間にわたり営利事業所得税2億4,800万台湾元(約8億4,600万円)を脱税していたことが分かった。29日付聯合報が伝えた。

 検察の調べで、頂新は大統の事件に直接関与してはいなかったが、頂新の伝票類を照合した結果、脱税の事実が明るみに出た。頂新は容疑を認め、国税当局による約1億6,000万元の罰金と合わせ約4億元を既に納付した。

 検察は春節(旧正月)明けにも頂新の魏応充董事長を取り調べる見通しだ。

 一連の食用油成分不当表示事件では、頂新が大統から購入したスペイン産オリーブ油に銅クロロフィル(銅葉緑素)が含まれていることが判明し、検察が頂新に対する捜査を進めていた。