ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年1月29日_記事番号:T00048402
ステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)は28日、2月の300系冷延・熱延ステンレスの台湾域内向けオファー価格を1トン当たり1,500台湾元(約5,100円)、輸出向けを50〜80米ドル引き上げた。400系製品の価格は据え置いた。同業の唐栄鉄工廠も追随する見通しだ。29日付経済日報が報じた。
YUSCOの主管は、▽原料のニッケル国際価格の上昇▽各国のステンレス大手に値下げで出荷量を確保する動きが見られないこと▽ステンレス市場の景気改善──の3点を価格引き上げの理由に挙げた。
証券会社は、YUSCOの値上げを受けて、川下メーカーの千興不銹鋼(CSSSC)や允強実業(YCイノックス)はオファー価格を引き上げると予測した。
YUSCOは世界的なステンレス市場の景気低迷を受け、ここ3年連続で赤字を計上している。証券会社は、同社が投資する中国・福建省寧徳市のニッケル鉄合金工場で今年下半期にも量産が始まる見通しで、原料コストの低減要因となるため今年の業績への貢献が見込める。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722