ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

マクロニクス、13年は赤字63億元【図】


ニュース 電子 作成日:2014年1月29日_記事番号:T00048404

マクロニクス、13年は赤字63億元【図】

 NOR型フラッシュメモリー大手の旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)が28日発表した昨年の連結売上高は222億400万台湾元(約760億円)で前年比8%減、純損失は63億600万元と同16%拡大した。昨年の円安進行が20億元以上の減収要因となった他、競争激化によるNOR型フラッシュメモリーの価格下落が響いた。29日付工商時報が報じた。 

 昨年第4四半期の連結売上高は58億6,000万元で、前期比13%減少した。主要顧客である任天堂の携帯型ゲーム機向けの出荷が落ち込んだことなどが影響した。なお、純損失は15億100万元で前期比で15%拡大した。

 盧志遠総経理は、36ナノメートル製造プロセスによる容量4ギガビット(Gb)のNAND型フラッシュメモリーを第4四半期にサンプル出荷済みで、今年の業績改善をけん引すると述べた。NAND型フラッシュメモリー市場ではサムスン電子や東芝などが64Gb以上の高容量製品に注力しているが、同社は大手との競合を避け、依然10億〜20億米ドルの市場規模を持つ1〜8Gbの低容量製品に攻勢をかけることで、前年比10倍以上の出荷成長を見込んでいる。