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NTNと裕隆、湖北省でもCVJ合弁


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年2月5日_記事番号:T00048433

NTNと裕隆、湖北省でもCVJ合弁

 ベアリング(軸受)大手のNTN(本社・大阪市西区、高木重義社長)は4日、自動車のエンジンの回転を常に等速で滑らかにタイヤに伝達するための部品、等速ジョイント(CVJ)の製造、販売拠点として、中国・湖北省襄陽市に裕隆集団の江申工業(KSC)との合弁会社「襄陽恩梯恩裕隆伝動系統(襄陽NTN)」を設立すると発表した。


完成予想図。従業員は当初300人、17年度に約500人を予定している(NTNリリースより)

 新会社は、資本金3,400万米ドルで、出資比率はNTNが60%、江申工業が40%だ。2015年4月からの量産を予定し、17年度の売上高は約140億円を見込む。

 両社は02年にCVJの合弁会社「広州恩梯恩裕隆伝動系統(広州NTN)」を設立し、既に10年以上の合弁実績を持つ。

 NTNは中国で、広州NTNおよび03年に設立した「北京瑞韓恩梯恩汽車部件」でCVJを製造している。中国では自動車の生産台数の増加が著しく生産拡大を続けてきたが、既にフル稼働で拡張スペースもないことから、襄陽NTNの設立を決めた。襄陽NTNは、中国で生産する世界の自動車メーカーにCVJを供給していく。

 同社は為替に左右されない体制確立を目指し、需要が増加している海外各地の生産を拡大するとともに、現地調達率を高めている。