ニュース その他製造 作成日:2014年2月6日_記事番号:T00048451
太陽電池用シリコンウエハー大手、中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)は5日、同社傘下の太陽電池メーカー、旭泓全球光電(サンライズ・グローバル・ソーラー・エナジー)および、日本の長州産業(本社・山口県山陽小野田市、岡本要社長)、英パン・アジア・ソーラーが合弁でドイツに設立した新会社「SCPソーラー」を通じ、同国ボッシュ・グループ傘下で太陽電池モジュールを生産するアレオ・ソーラーのブランドを含む資産の大部分を買収すると発表した。関連手続きは5月にも完了する見通しだ。6日付経済日報が報じた。
双方の協議によると、SCPソーラーはアレオ・ソーラーがブランデンブルク州プレンツラウに保有する生産能力280メガワット(MW)のモジュール生産設備、工場棟、原料およびイタリア子会社、関連特許、商標権を獲得。同時に既存の従業員約500人のうち約200人を受け入れる。
なお、買収額はわずか2ユーロ(約275円)となる上、アレオ・ソーラーは売却に当たり運営補助金など2,150万ユーロをSCPソーラー側に支払うことで合意している。
欧州の太陽電池メーカーはこれまでの景気低迷に耐え切れず、撤退や売却先の模索が相次いでおり、今回の買収は「高品質、低コスト」といった強みを持つ台湾メーカーのSAS関連企業という点が決め手になったと証券会社は指摘した。
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