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ASEのQ1売上高、操業停止などで2割減も


ニュース 電子 作成日:2014年2月10日_記事番号:T00048516

ASEのQ1売上高、操業停止などで2割減も

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)は7日に行った業績説明会で、今年第1四半期のEMS(電子機器受託生産サービス)事業を含むグループ全体の連結売上高は前期比で2割減少すると説明した。昨年は封止・検査事業の連結売上高が前年比約10%増の1,433億2,200万台湾元(約4,800億円)、グループ全体の連結売上高が同13%増の2,198億6,200万元でともに過去最高を更新したが、今期はEMSが非需要期で前期比3割減が予測されることに加え、違法排水発覚で昨年12月から続く高雄K7工場の操業停止が影響するためとしている。8日付工商時報などが報じた。

 呉田玉営運長は、操業停止が封止・検査事業の第1四半期売上高へ与える影響は約4~5%と説明。K7工場の操業再開見通しは立っていないが、既に管理やシステムなどを改善し、監視モニター、緊急警報システムを確立しており、一刻も早い再開に向け努力していると語った。ASE内部では第2四半期の生産再開を目指しているとされる。

 なお今年通年のグループ全体の売上高については、注力しているシステム・イン・パッケージ(SiP)の成長を好感しており、前年比2桁成長を見込むと説明した。