ニュース 電子 作成日:2014年2月10日_記事番号:T00048518
台湾積体電路製造(TSMC)傘下のファウンドリー、世界先進積体電路(VIS)が8インチウエハーの生産能力強化のため、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)のファウンドリー子会社、勝普電子を株式交換により買収するとの観測が出ている。VISは南亜科技との接触を認めたが「まだ何も結論は出ていない」と説明した。南亜科技は「売却はあり得ない」としつつも、双方が提携する可能性についてはコメントを控えた。10日付経済日報が報じた。
VISの8インチウエハーの月産能力は約13万5,000枚で、勝普電子は2万7,000枚だ。VISが勝普電子の設備獲得に走る背景には、台湾では当面は12インチ工場の買収が困難なため、8インチ工場に狙いをシフトさせたことがある。
なお、VISが株式交換により勝普電子の買収に至った場合でも、買収金額は50億台湾元(約170億円)以下にとどまる見通しだ。業界関係者は、勝普電子は昨年約9億元の赤字となっており、VISの利益縮小を招く恐れもあると指摘した。
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